今回は「話せないのはリスニングのせい!?」をシェアしますね!
最初のメールにも記載致しましたが、リスニングの悩みは尽きる事がありません💦
◆ とにかく速い
◆ 音がぜーんぶ繋がってる
◆ なんか音がモゴモゴしてる
◆ ハッキリしてる単語と、ゴニョゴニョしてる単語がある
◆ 何が分かって何が分からないのかが分からない
などなど… 実際にクライアントさんからよく伺う話しですし、わたし自身も以前同じように考えてました。
そして、リスニングに自信がないから、つい話すことを躊躇してしまったりします。
◆ 質問の意味が分からない
◆ 聞きたい事があるけど、相手の回答が分からないから聞いても意味がない
◆ 確認したいんだけど、既に議論済みかも知れない…
といった事が頭に浮かんでしまって、つい
「まぁ良いか、大した話じゃないし。後でメールで聞いとこ」
のようになりがちです💦
あなたはそんな経験ないですか?
学校で教えてくれないリスニングの大事なポイント!
最近、リスニングにおける発音の重要性を耳にする機会が増えてきました。ですので、あなたもどこかで聞かれた事があると思います。
ここでは「発音=音素」と考えてください。(例:th は 舌先を上の歯で摩擦しながら出す といったものです)
音素に関する重要性は、改めてお伝えする必要が無いかも知れませんが、カタカナでは同じでも英語にすると全く発音が異なるものが多々あります。例えば、
◆ path と pass は 子音が異なる
◆ bath と bus は 母音/子音ともに異なる
◆ travel と trouble も同様に母音/子音ともに異なる
などがあります。
これらは、基本の音素をマスターする事で、文章全体としてではなく、単語単体で理解できるようになってきます。それによりリスニング力もアップしていきます。(詳細は書籍でご確認下さい)
実は、この音素と同じレベルで大切なこととして「内容語・機能語」があります。
わたしも発音矯正トレーナーになる際に知った内容ですし、殆どのクライアントさんが知らない内容ですので、あなたもご存じないかも知れません。
この「内容語・機能語」がリスニングにおいて非常に重要になってきます。
内容語・機能語とは!?
日本語と英語を比較した場合、大きく異なる点が以下の通り3つあります。
◆ 音の高低
◆ 音の長短
◆ 音の明瞭さ
例えば「日本から来た」を日本語と英語で言う場合、以下の様になります。
◆ 「わたしは、にほんからきました。」ほぼ一定の高さ、長さ、明瞭さ で話される。
◆ 「I’m from Japan!」Japan だけが “高く、長めに、はっきり” 発音され、それ以外は “低く、短く、適当に” 発音されます。
これが、英語の聞き取りを難しくしている大きな要因です。内容語と機能語を簡単に言うと、
◆ 内容語は相手に伝えたい意味を持つ単語。名詞・動詞・形容詞・副詞・疑問詞など。
◆ 機能語は文の構成上必要になる単語。代名詞・be動詞・助動詞・冠詞など。
となります。そして、内容語はしっかり聞こえるが、機能語は聞こえにくい💦 そして、聞こえにくい機能語に引っかかって、結局意味が取れない。という事になりがちです。
これを見ると「じゃぁ内容語だけ取れば良いんじゃない?」と思われるかもしれませんが、リスニング力を上げるためには、機能語も含めてしっかり取る練習をお勧めしてます。
理由は以下3つです。
① リスニングに自信が持てるようになる。
取れた単語で意味を推測するのは、現状の延長線上になりやすい。従い、いつまで経ってもリスニングに自信が持てない状態が続く。
② 音の高低・長短・明瞭さを意識する事で意味が取りやすくなる。
例えば、”I can’t teach you.” と “I can teach you.” を考えた時、前者は “can’t teach“が、後者は “teach” のみが内容語の発音になる (not は 副詞で can’t は内容語になるため)。それにより意味が取りやすくなる。
③ 機能語を理解することで取れなかった単語に固執しなくなる
前述の通り、機能語は取り難いです。そして、わたしたちは機能語が気になってしまい、意味が取れなくなることが多いです。その点を理解しておけば「敢えて捨てる」ことが可能になり、全体を理解しやすくなります。
今回、ちょっと長くなってしまったので、この辺りで終わりにしますね。
この「内容語・機能語」については、なかなか書面でお伝えするのが難しいです。