英語力Upで自信Up⤴ 「英語で会議」パーソナルコーチ 中野 茂

英語名 ”メリマラ カフェ” はどこにある?

英語のリスニングが難しい大きな理由として、「単語が繋がる」があります。
いわゆる連結ですが、単に「繋がる」だけではなく、「脱落しながら繋がる」という点があります。

あなたも ‘em とか ‘n のような記載を見られたことありませんか? これは ‘em = them で ‘n = and の意味になります。

なぜこのような表記をするかというと、th は弱い音で落ちやすく、and の a はあいまい母音 /ə/、d は 語尾の子音で落ちやすいため、この様な記載がされているのだと思います。(経緯を調べたわけではないので、違っていたらゴメンナサイ  笑)

そこで「メリマラカフェ」です。あなたは行かれた事ありますか(笑)?

書き終わって気づきましたが、、ちょっとマニアックな話になってしまいました💦  この辺りの感覚を、グループ体験会で実際に味わって頂きたいなと思ってます。

 

他に落ちやすい音は?


th の他にも h 等も落ちやすいです。

本でも触れましたが、発音と同じレベルで大事なものとして「内容語」「機能語」が有ります。「内容語」「機能語」に関しては、ぜひググって頂きたいのですが、簡単に言うと以下の通りになります。

◆ 内容語:名詞・動詞・形容詞・副詞・疑問詞 etc.
◆ 機能語:冠詞・前置詞・代名詞・be動詞・助動詞 etc.

そして、通常それぞれ以下の様に発音されます。ですので、内容語は比較的取りやすいも、機能語は取り難い。という状況が有ります。そして、その取り難い音が気になって、全体的に意味が取れないという事が起こりやすいです。

◆ 内容語:高く・長く・ハッキリと
◆ 機能語:低く・短く・適当に


そして、h の話に戻りますが、特に機能語の場合、よく h が落ちます。例えば、give him/her などは、

◆ giv(e)-(h)im/(h)er と脱落するので、giv-im や giv-er のように発音されます。
◆ I have to go to xxxx 等の have も 助動詞の働きになるため、落ちやすいです。I have to = ァ(ィ)・アフトゥ のように発音されがちです。

 

メリマラカフェ



h が落ちやすいと書きましたが、実は t も落ちやすかったり、音が変わったりします。ラ行になったり、飲み込む音になったりと、非常に変わりやすい音です。一番変わる音が t です。

あなたも、以前 “アナ雪” で レリゴー が流行ったのを覚えてるかも知れません。あれは、”let it go” のことですが、連結 & 脱落する事で、

◆ let – i(t) go → 1つ目の t がラ行化、2つ目の t が脱落 する事で、レリゴーになります。(正確に言うと、レリッ・ゴゥ のような感じです)


この辺りを踏まえて、メリマラカフェに戻ります。ヒントを得やすくするために、ローマ字記載すると、

◆ meri mara caffe

となります。そして、この「音 → 単語」に紐解く力を強化する事で、リスニング力が強くなっていきます。


これまでツラツラと書いて来た内容を踏まえて、先ずは r を t に置き換えます。すると、

◆ meti mata caffe

更には、h の脱落を復活させます。そして、単語の繋がりを変えてみます。すると、

◆ met him at a caffe

となります。つまり「メリマラカフェ → 彼とカフェで会った」という意味になります。


恐がる必要はないですよ!



結構めんどくさい事を書いた後でこんな事を言うのもなんですが、「メチャクチャ難しい!!」って思わなくても大丈夫です。音 → 単語への紐解きは、何度か同じものを聞けば出来るようになりますし、体にも浸透していきます。

大事なことは「音読 (音速読) → 再度聞く → 音が聞き取れ単語にイメージ出来る事を確認する」という事を繰り返しやる事で、ドンドン聞ける量が増えていきます。

 

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