リスニングアップのための第一歩はなんだと思いますか?
⭐ 単語を覚える事
⭐ 文法を理解する事
⭐ 音が拾えるようになる事…
などなど、いろいろと頭に浮かぶかも知れません。
もちろん、これらは大事な事です。
ですが、敢えて言わせて頂くと、どれも正しいアプローチではありません。
まず最初にすべき事は「なぜ聴き取れないのか? の理由をしっかりみる」です。
理由をしっかり見るとは?
聴き取れない理由を突き詰めていない中で、闇雲に聞き流しをしたり、単語を覚えたり、といった事を行っても効果的じゃないんですよね。
「よーし、腹筋を鍛えるぞー!」という目標に対して、張り切って「腕立て伏せ」をする様なものです。
ですので、まず「なぜ聴き取れないのか?」の解像度を上げましょう! そして、その点を強化するために、英語に取り組んでいきましょう。
英語の聴き取りが出来ない2大理由
わたし自身、そして 沢山のクライアントさんと向き合ってきた結果を考えると、聴き取りが出来ない理由としては、以下の2つが挙げられます。
理由1:音から単語への変換が出来ない ⇒ 音理解の強化が必要。
理由2:単語から意味への落とし込みが出来ない ⇒ 意味理解の強化が必要。
一般的に、私たち日本人の多くは、音理解 (音から単語に変換する能力) の強化を優先的に行う必要がありますが、稀に音理解が強い方がいます。もしあなたが以下の様な状況なら、意味理解の強化にトライする必要があります。この意味理解の強化については、また後日シェアしますね。
◆ 音から単語には変換できるが、その単語から意味を理解しようとすると、次の文章の単語が入って来て上書きされてしまう。
話しを音理解の強化に戻します。
音から単語に変換する力を上げるには?
音理解の強化においても、更に解像度を上げて、「なぜ音から単語に変換が出来ないのか?」を見極める必要があります。大きなポイントは以下3点です。
理由1-1:単語を別の単語に間違えてしまう。walk ⇒ work, travel ⇒ trouble 等
理由1-2:複数後を間違えてしまう。pick it up ⇒ picked up, going out ⇒ going now 等
理由1-3:同じ発音の別の単語と間違えてしまう。for ⇒ four, can’t ⇒ can 等
先ず、理由1-1のケースですが、これは基本的な「音素」を習得する必要があります。音素とは「音の素」、つまり 子音/母音 の音です。これを理解する事が先ず必要になります。
そして、理由1-2のケースですが、これは「連結・脱落」や「リズム感」を理解・強化する必要があります。そして、これは「音素」の理解・習得と並行して実施する事が効果的ですし、「音素」の習得無しでは、効果が半減してしまいます。
最後に理由1-3のケースですが、これは「内容語・機能語」を理解する事で、聞き分けが出来るようになってきます。これも理由1-2同様、「音素」の理解・習得と並行して実施する事が効果的です。
あなたが英語を聴けるようになるためには?
改めてになりますが、あなたが聴きとれない理由は何になりますか?
上記を踏まえ、ぜひ解像度を上げて強化ポイントを確認して下さいね。そして、もし「どうすれば良いか分からない」という状況であれば、私に会いに来て下さい。
あなたの「現状・強化ポイント・実現方法」をお伝えします。