前回の No.2 では、以下2点につきシェアしました。(もしあなたが、まだ No.2 を見られてない場合は、先にそちらからご覧下さいね。https://shige-eng-coach.oops.jp/2023/11/23/01-5/)
◆ 先ずミーティングの目的をシェアする
◆ アジェンダを確認し効果的に議論する
今回は、実際の議論に入って行く訳ですが、先ずは有りがちなケースとして、
◆ ネイティブが早口で話す場合の制止方
に関してシェアしますね。
ミーティングで同僚のネイティブに頼ってはいけない理由
先ず、前段として、英語での打ち合わせで、同僚のネイティブを頼ってはいけないという話にも少し触れておきますね。
あなたも経験があるかも知れません。
私たち非ネイティブを相手にする事に慣れていると、それほど早口でにならない場合もありますが、それでも議論が白熱してくると早口になる場合もあります。
このような場合、よく有りがちなケースとして、
「同じ会社のネイティブが理解しているのだから、分からない所は後で確認しよう!」
と思うかも知れませんが、その考えは持たないで下さい。
主な理由としては、
◆ ネイティブでも自分の責任範囲外の事は理解していない事が多い
◆ その事柄に対して責任を持つ人間が対応するべきという考えのため です。
そして、これは日本語で考えたら当たり前の事です。
あなたが外資の社員だと仮定して、営業(あなた) と 設計(同僚のネイティブ) が他社と打合せを行った事を想定して見て下さい。当然のことながら、技術面での議論はあなたの同僚が、そして営業面の議論はあなたが責任を持つ必要があります。
これは、使われる言語が日本語だろうと、英語だろうと変わりません。
従って、あなたが責任を持つ内容に関して、あなたが理解出来ない場合は、先方のネイティブに直接伝えましょう。
早口で分からない場合に言う言葉
ミーティング中に早口で分からない場合等は、例えば、簡単に
Could you speak slowly?
と言っても良いですが、出来れば positive な言葉を最初につけると、相手に良い印象を与える事が出来ます。例えば、
◆ That’s a great point, but could you please speak slowly?
など、まず最初に一言 That’s a great point 等を入れるのも良いです。更には、以下のような内容にすると、「あなたの話をしっかり聞きたい」という思いが相手に伝わり、より印象が良くなります。
◆ That’s a great point, but could you please speak a bit slower so that I can fully understand your ideas?
また、相手のプレゼンなどを聞く場合においては、
◆ I’m interested in your presentation, but speaking a bit slower would allow me to understand your thoughts more effectively.
の様に「興味があるので・・・」「より効果的に理解したいので・・」ゆっくり話して貰えますか?
と言う事で、相手により良い印象を与える事が出来ます。
私たち日本人が英語を話すと、どうしてもぶっきらぼうな印象を与えがちですが、上記の様に「ゆっくり話してくれることによるメリット」と共に伝えると、よりスムーズなコミュニケーションが取れると思います。
ぜひ、あなたも次のミーティングで試してみて下さいね!